ふるさと元気風ブログ版

ふるさと元気風ネットの活動、ふるさとの自然やことば、日々のつぶやきを発信します。2012・01・28~

ふるさとのわらべうた「あ よいよいや」

毎月第一水曜日はおおすみFMラジオで方言講座とふるさとのわらべうた
方言講座では気象に関することわざから「おなごだまかし」「たかわたいびよい」などのことわざや単語を紹介しました。
立冬(今年は11月7日)前の今の時期、急に寒くなったり暑さがぶり返したりするする気象変化を「女子だまかし」(おなごだまかし)と呼びます。夜具や冬着などの冬支度を急がせていることわざです。「女子だまかし」について、大隅肝属郡方言集は「夜分俄に冷気をおぼゆること。婦人がびっくりして冬衣の用意にかからんとすれば、又直ちに残暑堪え難くなりだまされたなと感ずるのである」として採録しています。
ふるさとうたコーナーはかごしまわらべうたから「あ よいよいや」を紹介しました。

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1,ア ヨイヨイヤ ア ヨイヨイヤ

  あんかどこん子か おいば見て 笑う

  ア ヨイヨイヤ ア ヨイヨイヤ

  あんかよか家の よか娘

2,ア ヨイヨイヤ ア ヨイヨイヤ 

  守もしたした 他人の守ば

  ア ヨイヨイヤ ア ヨイヨイヤ

  めんだれ一枚で もどされた

方言考:

   あんか・・・あの子は  おいば・・・わたしお

   よか家・・・よい家の  もい・・・守 めんだれ・・・こしまき

 

※最近は、背中の子どもを負って子守をする光景はあまり見られませんが以前は兄弟が多く、学校から帰ると手伝いで幼い弟や妹を背負って遊んだものです。遊びに夢中になっている時、背中の子どもが泣き出すと「ア ヨイヨイヤ ア ヨイヨイヤ」(ああいい子だ いい子だ)と子守歌を歌ってあやしました。中にはこの歌のように家の貧しさから口減らしのために他人の家に子守奉公に出されることがありました。このうたは子守をする女が自分の不幸な境遇などをおんぶしている子どもにうたい聞かせ、自らを励まし、慰めています。「五木の子守歌」と歌の気持ちが共通するところがあります。