3月ラジオ方言講座 わらべうた「ちょっと通してくだしゃんせ」
3月FMラジオ方言講座
方言基礎講座から:「ごっとい千貫」:「ごっとい」は「ごっそり」であり、「千貫」は「千両の大金」という意味。建物などが傷んできたとき、ほんの少しのお金ですむと思って人に頼んだら大金をごっそり取られてしまった。このようなことがないように、工事や修理を頼むときは、事前に十分に検討しなければならないという戒めのことば。
「ぼっけな」「ぼっけもん」:胆のすわった人。大胆かつ楽天的な人。薩摩狂句の「木強者(ぼっけもん)刀ン尖端(かたなんさっ)で髭を剃っ(ひげをそっ)」(森艶亭)の句は有名である。「冒険者」「大気(おおけ)者」「木強者」「武家者」「武っ家者」「没計者」「呆気者」等、多説ある。
ぼっけな人の人物像は「西郷どん」(せごどん)
ふるさとのわらべうた「ちょっと通してくだしゃんせ」:
全国的には「通りゃんせ」のわらべうたで歌われていますがかごしまには「ちょっと通してくだしゃんせ」という名前のわらべ歌で歌われています。(かごしまわらべうた 久保けんお採譜より)