ふるさとに残るうた「鹿屋小唄」
今月の大隅FMラジオふるさとのうた「鹿屋小唄」
鹿屋市北田城山公園一角に野口雨情作詞の「鹿屋小唄」の詩碑が立つ。雨情が鹿屋小唄を作るために鹿屋を訪れたのは昭和15年5月である。この時作った雨情の作品は、鹿屋市出身の音楽家伊地知二朗(にろう)氏が作曲している。歌詞の中には「高隈山」、「北田の池」、「寿明院の松並木」、「藷に胡椒に落花生」、「荒平天神」、「北田の池」等、鹿屋の風景や風物、歴史が織り込まれ、当時を偲ぶ貴重な文化財資料ともなっている。
一、忘れなさるなナー 大隅鹿屋ヤットサノサ 南方飛躍の 々
ネー 新興都 ソレ サラサラサラリト サッテモナー
二、空の青さよナー 高隈山にヤットサノサ かかる雲さえ 々
ネー さらにない ソレ サラサラサラリト サッテモナー
三、鯉の名所のナー 北田の池にヤットサノサ 流す浮き名も 々
ネー 水の上 ソレ サラサラサラリト サッテモナー
四、切っちゃならないナー 切らせてなるかヤットサノサ ここは寿明院の 々
ネー 松並木 ソレ サラサラサラリト サッテモナー
五、お国柄かよ ナー 土地の名物 ヤットサノサ 藷に胡椒に 々
ネー 落花生 ソレ サラサラサラリト サッテモナー
六、波はさらさらナー 寄せては返す ヤットサノサ 荒平天神 々
ネー 波の上 ソレ サラサラサラリト サッテモナー