かごしまわらべうた「にじょんはしゅ」
今月のFMラジオかごしま弁講座ふるさとの歌編は「にじょんはしゅ」
虹という漢字に、虫偏がついているのを不思議に思いませんか?中国では虹は龍の一種、日本では「長虫」と考えられ、生物として扱われたために虫偏がついているといわれます。今の私たちにとって虹といえば、美しいものであり、また夢をかなえてくれるもの、希望のかけ橋のようなものになっていますが虹が科学的に解明されるまで虹は、いまわしい不吉な予兆を表す現象としておそれられていたようです。
かごしまのわらべうたで虹にまつわる「にじょんはしゅ」という歌が残っています。「にじょんはしゅ」は「虹の橋」という意味です。虹が現れれると虹に向かって手刀を切り、まじないをして「にじょんはしゅ」のうたを歌いました。「いまわしい虹の橋をまげて折り、そして橋は落ち、泣いた」という意味のようです。