ふるさとのわらべうた「ソーダ村の村長さんが」
今月のわらべうた「そーだ村の村長さんが」
「そーだ村の村長さんが」には元うたがあった。童謡「サッちゃん」で知られる児童文学作家の阪田寛夫の詩「そうだ村の村長さん」だ。
「そうだ村の村長さん」 阪田 寛夫
そうだむらの そんちょうさんが
ソーダのんで しんだそうだ
みんながいうのは ウッソーだって
そんちょうさんがのんだソーダは
クリームソーダのソーダだそうだ
おかわり十かいしたそうだ
うみのいろしたクリームソーダ
なかでおよげばなおうまそうだ
クリームソーダのプールはどうだと
みんなとそうだんはじめたそうだ
そうだむらではおおそうどう
プールはつめたい ぶっそうだ
ふろにかぎるときまったそうだ
そうだよタンサンクリームおんせん
あったかそうだ あまそうだ
おとなもこどもも くうそうだけで
とろけるゆめみてねたそうだ
「そうだ村の村長さん」の替え歌は、「まだ葬式なんかないそうだ」「葬式饅頭うまそうだ」「明日の葬式、忙しそーだ」など、村長さんが死んだという前提で様々なバリエーションで歌われており、その後の葬式にまで話が進んでいる例が多くみられる。
ことばあそびの替え歌では亡くなってしまった村長さんだが原詩の「そうだ村の村長」さんの「みんながいうのは ウッソーだって」と続いており、村長さんは生きている。